2019年09月24日

犬の性格を決めつけないで向き合おう

犬の性格を決めつけないで向き合おう
飼い主さんの足元でくつろぐK君。
犬の性格を決めつけないで向き合おう

レッスン開始する2ヶ月前は、
興奮と車追い衝動が悪化して、飼い主さんご自身では対処できなくなっていました。
K君も、人への落ち着いた信頼の心も傷ついていたかもしれません。飼い主さんの心も悲鳴をあげておられました。

犬の性格を決めつけないで向き合おう
「攻撃性があるから他の犬とは無理」と言われたとのことでしたが、
無理をさせず、ストレスをかけず、適切なプラスのアプローチを
私の環境コントロール下で慎重に様子を把握しながら、飼い主さんと一緒に進めました。
最初のクールで一緒にがんばったワン友とも、スクール犬ボーダーコリー牡とも不器用ながら交流できます。

今では飼い主さんの笑顔とリラックスした態度にK君も安定して成長中

「うちの子はビビりだから」も他に良く聞く飼い主さんの言葉。
ひとくくりにしないで、
恐怖反応が何に対してどのようなタイミングで出たのか。それを見極めて対処をうまく飼い主さんがしてあげれば、犬のストレスも減って、社会で生きやすくなっていきます。

ストレスや興奮をそのようにしか表現できなかった行動を「攻撃的な性格」とレッテルを貼らないで、

未経験やその時の不安からとった行動を「ビビりだから」と決めつけないで、

その行動の原因をさぐり、環境やアプローチを変化させて、
その時々の行動をより良いものを発現させていく。

共に暮らし、学びあい、育ちあう家族。
どんな可能性も未来もあるのではないでしょうか。



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